茨城県の鉱工業品の地域資源を紹介するページです。伝統的な技・技術を守り、形に表し見る者をうならせる数々の魅力あふれる茨城県の鉱工業品をお楽しみください。

茨城県指定の鉱工業品(県西・県南・鹿行エリア)

 県西地域の結城市には、伝統工芸品の本場結城紬・桐下駄・桐箪笥などがあり、桜川市は稲田石を使った真壁石燈籠が有名です。また、県南地域や鹿行地域では最近、土浦カレーやいしおかサンド・龍ケ崎コロッケ・行方バーガーなどのグルメが話題になっています。

県西エリア 県南エリア 鹿行エリア

県西地域指定

本場 結城紬

 結城紬は真綿から手でつむぎだした糸をつかう絹織物です。とても柔らかく、軽いのが特徴です。昭和31年に製造工程の一部が国の重要無形文化財に指定され、平成22年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

奥順株式会社は、日本古来の手作りの良さを持つ国の重要無形文化財指定の「結城紬」を、世界最高の絹織物として後世に伝承し、 創る人々と着る人々の間に立ち、真の美を求め、そこに関わる全ての人の幸せを願い、誇りを持って歩んでいく企業です。

結城地方の桐下駄

 柔らかな桐の素材がもつ履き心地のよさ。結城地方の桐下駄は、江戸時代から受け継がれる職人の技です。歩くとカラン、コロンと快い音のする桐下駄は、軽くて丈夫で美しく衛生的である。反(そ)りが良くつま先立ちしやすいものは健康にもよいと言われています。

筑西市にある結城地方の桐下駄を製作される「桐乃華工房」です。日常的な草履から高級な下駄、面白い下駄など見る人、履く人を楽しませてくれます。

結城まゆ工芸品

紬の里で生まれたまゆ工芸品は、懐かしい風合いです。結城紬の原料となる繭玉を切り開いて染色し、縫い合わせて帽子や小物などを作ります。手触りがあたたかく、懐かしい風合いが魅力です。

茨城県結城市にある「市村まゆ工芸店」は結城紬の原料となる繭玉を縫い合わせて独自の商品を製作します。

結城の桐箪笥

 結城市では約400年前、室町時代に領主・結城家の御殿調度品として、けやきを使い箪笥が作られるようになりました。また、結城家は領内に桐を植栽していたため、次第に桐箪笥へと移行していきました。江戸時代後期には衣類収納には桐が最適であることから、広く桐箪笥が作られるようになり、全国に出荷される特産品となりました。

結城市にある堀江桐タンス店です。 結城市にある桐タンスのヤマキヤです。

古河竹工画

 竹工画は約30数年前に竹細工職人であった方が古河地区に広めたアートです。竹工画の色は焼き付けだけで出すところに特徴があります。鉄板の上で温度調整しながら焼き付けることで濃淡で遠近感を出します。

竹工画は薄く板状にした竹を重ねて描く3Dアートです

真壁藍染め

 真壁地域では、江戸期から広く綿作が営まれ、藍染めをする「紺屋」が数多くありました。真壁藍保存会は市内に残る紺屋の施設を市が借り、保存会が工房として活動を続けています。藍染めの原料となるのは「すくも」です。乾燥させた藍の葉に水を加え発酵させた染料剤で、保存会は、すくもに木灰のあくなどを加え再発酵させて染める天然藍の伝統を継承しています。

真壁藍保存会では、日本の伝統文化である藍染めを保存して後世に伝えていくことを目的としています。

真壁石燈籠

 加波山の麓一帯で採掘された花崗岩が真壁石です。その真壁石には小目と中目があり、小目は石英、カリ長石、黒雲母などで生成され、その含有量と結晶の細かさの違いにより同じ真壁石でも色合いなどに違いが出ます。また真壁石燈籠は伝統工芸品として平成7年4月に国指定となりました。

加波山の麓一帯で採掘された花崗岩が真壁石です。

県南地域指定

石岡市の線香

 自然の香り豊かな手造り線香、石岡の水車杉線香 筑波山麓の杉葉を材料に用い、清流を原動力に水車を回し、自然乾燥杉葉を突き、練り上げて作り上げた杉線香 筑波山麓の杉葉はふるさとの香りです。

茨城県石岡市の駒村清明堂は水車を動力として使い、線香を製造・販売しております。

石岡市の茅葺き屋根

  石岡市全体では、茅葺き屋根が約100棟を超える民家が現存しています。石岡市郊外の農村エリアの旧八郷町は昔ながらの茅葺き屋根が約70棟残っています。今も生活が営まれている現役の民家です。 この茅葺き屋根の数は全国でも指折りで、市町村の茅葺き屋根の面積密度は日本一です。

常陸風土記の丘では、茅葺き屋根の技術と作品を後世に残すために茅葺き職人の育成に取り組んでいます。。

常陸獅子

 おまつりで勇壮に舞う獅子頭。太い眉と力強さが特徴。かつて桐の産地だったため,材料は主に桐が使われています。県郷土工芸品です。

常陸獅子を半世紀以上も製作される職人来栖保伝統工芸職人のご紹介です。 茨城県石岡市、常陸獅子彫刻伝修館の伝統工芸彫刻である職人櫻井光保先生です。

竹矢

 地元産の矢竹を用いた矢作りは、明治の大政奉還直後から始められました。竹矢は、節目の模様、矢の形(箭形)、色、艶、及び矢が弓から放たれたときの快音(弦音)が人気です。強度と弾力があるので折れにくく、さらに、竹に歪みがなく真っすぐに形が整った美しさも兼ね備えています。竹矢に魅了されている弓道愛好家もたくさんいます。

明治維新後から続く弓矢づくり

 八郷瓦とは、茨城県石岡市(旧八郷町)に伝わる瓦です。その歴史は古く奈良時代にまで遡ります。現在も発掘調査が進められています。地域の気候風土に根ざし、人々に長く親しまれてきた八郷瓦は、耐久性や耐震性に優れた伝統的な資源です。

明治20年創業の茨城県唯一の瓦屋

いしおかサンド

 石岡市でとれた農産物を使ってつくる地元オリジナルスイーツです。「石岡市産品を使用」「サンドしている」「各店のオリジナリティが加えられている」の3つのルールの中で,市内の13店のお菓子屋さんがそれぞれ個性のあるサンドをつくっています。石岡市のおいしい食材をつかって、「スイーツで地域を元気にする」取組を行っています。

明治から続く老舗製菓店

土浦カレー

 1929年(昭和4年)に、当時世界最大級のドイツの大型飛行船ツェッぺリン伯号が世界一周の途中、土浦に飛行した際に、飛行船の乗客員に土浦ならではの食材を使ったカレーを振る舞って歓迎したという歴史があります。毎年、土浦市の川口運動公園で開催される土浦カレーフェスティバルで土浦市のレストラン中台は『幻の飯村牛とレンコンのビーフシチューカレー』で第2・5・7・8回の合計4度、主菜部門で優勝をしました。

昭和13年に土浦で最初のレストランとしてオープンしました。今年(2015年)で創業77年を迎える親子3代で守り続ける老舗の洋食店です。

つくばロボット

 日本で唯一モビリティロボット実験特区になっているつくば市は、先端のロボット技術が集結しています。

クリスタルガラス

 クリスタルガラスとは、水晶のように透明なガラスという意味です。精選された高純度の原料と、洗練されたデザイン、匠による熟達した技術によって創り出された最高級クリスタルガラスは、高い透明感と輝き、澄んだ音色が特徴です。

カガミクリスタルが創られるクリスタルガラス製品は、どれを見ても透き通った美しさが際立っています。

龍ケ崎コロッケ

 龍ケ崎コロッケは、昔懐かしいおふくろの味のコロッケ、創作コロッケ、シェフの本格派コロッケ、茨城県産の美味しい素材を使ったコロッケやご飯粒や米粉を使い、全国生産量日本一の茨城産レンコンなどが入ったクリームコロッケまでたくさんの美味しいコロッケがあります。

全国の名だたる強豪が日本一をかけてご当地メシの座を争う「第2回ご当地メシ決定戦2014」で龍ケ崎コロッケは栄えある栄冠を勝ち取りました。

鹿行地域指定

行方バーガー

 行方バーガーは、地元の野菜や特産品をフルに活用したご当地バーガーです。行方市商工会が中心となり、開発された行方バーガーは、霞ヶ浦で養殖しているアメリカナマズをパティに使った「なめパックン」「こいパックン」「ぶたパックン」「かもパックン」の現在4種類をご用意しております。多数のブログやマスメディアで紹介されました。行方バーガーが味わえるのは行方市観光物産展「こいこい」だけです。

行方バーガーは、地元の野菜や特産品をフルに活用したご当地バーガーです。

あやめ笠

 水郷で有名な潮来では、古くから農作業には欠かせない必需品で日よけ、雨よけ、さらには悪事災難を避け常に身を守る笠として大切にされてきました。昔は、婚礼の花嫁を迎える際、花嫁の頭に笠をかぶせて災難をよけ生涯夫婦仲良く幸せにとの願いを込めた行事も行われてきました。

茨城県潮来市の工芸品「あやめ笠」は潮来に来られた方に大変喜ばれています

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