親子で手作り (有)桐タンスのヤマキヤさんの結城桐箪笥

9月4日から7日まで開催の茨城県庁舎2階で行われた茨城県郷土工芸品展にて、結城桐箪笥屋(有)桐タンスのヤマキヤさんにお話伺ったので今回はそのレポートをお届けしようと思います。

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昭和33年に家業である桐たんす製造業に就きました。親の元で修行をしながら今日まで日々精進し、今は二代目の秋山利夫さんと三代目の利広さんの親子二人でタンス作りしています。
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親子で仕事をするわけなのでプライベートと仕事をきっちり分けてやっているそうです。
難しい面もあるが親子だからこそ通じ合い仕事しやすいと仰っていました。

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平成25年に技能グランプリ家具職種 第一位 内閣総理大臣賞受賞されました。
工芸品展では、実演も行っていました。一般の方はなかなか見る機会がないので、皆さん足をとめて見入っていました。

桐タンスは燃えにくく、一旦水を含みますと一層火に強くなるので、火災の場合も収納品は安全です。

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伸縮および狂いが少ないので、いつまでもスムースに使えます。
防湿性が高く、通気性に富んでいるので洋服が湿気でカビが生える心配がありません。
内部は常に一定の乾燥状態を保ちます。

今回の工芸品展においてもっとも気を付けたことはタンスの搬入で
少しでも傷になってしまうと価値が下がってしまうので非常に気を遣われたそうです。
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(有)桐タンスのヤマキヤさんでは、永年愛用されている桐たんすを、更正・修理により、美しい桐たんすによみがえらせることが出来るそうです。