駒村清明堂のご案内
駒村清明堂は、明治時代から続く創業100年以上の線香屋です。筑波山の麓である石岡市小幡にありまして、製造と販売をしています。杉の葉を水車で粉にしてつくる杉線香。原料も設備も動力もすべて自然の恵みに頼るその製法は、100年間少しも変わっていません。事前の予約が必要ですが、見学や作業体験の受け入れをしております。地域資源プログラムの認定を承って完成した100年の香りは100年以上の伝統がある笠間市の菊まつりで使用した菊を使った線香で大変好評を得ています。
駒村清明堂5代目の線香職人・駒村道廣のプロフィール
駒村 道廣(こまむら みちひろ)
1954年茨城県石岡市生まれ。明治時代からつづく線香製造業「駒村清明堂」の五代目として、伝統的な杉線香づくりの技をいまに伝えています。製造から販売・営業までこなす傍ら、見学や作業体験の受け入れも行い、その丁寧な解説が参加者の好評との声を頂いております。
樹齢50年以上の杉を使いヤニや糊は一切使わない
木が若いと、どうしても粘りが足りないので、樹齢50年以上の杉だけを使っています。筑波山周辺で伐採された杉の葉。十分に乾燥させてから粉にします。杉に含まれるヤニが糊のかわりになるので、お湯で練っているうちに自然と固まってきます。ただ、その練り加減が難しく、原料の質やその日の天気によって、粘りも香りも微妙に違ってきます。私たちは杉本来の香りをただ引き出しているだけです。だからこそ、ごまかしが利きません。
水車を使いゆっくり丁寧に作られていく駒村清明堂の線香
駒村清明堂では筑波山の渓流(恋瀬川の源流)を利用し水車を回しています。水車の仕事は、杉の葉を細かくすることです。杉線香の材料となる粉を作っているのです。水車の力を利用し絶え間なく働き続ける歯車。小気味のいいリズムで葉を粉砕していきます。
1日半から2日ほどかけて杉をじっくり粉状にしていきます。機械なら、もっと早くしかも大量に粉にできますが、じっくり臼でつかないと杉の葉が熱をもってせっかくの香りがとんでしまいます。水車のスピードで臼で搗くから杉の葉の香りが活きてきます。
駒村清明堂の水車の動画
かさま菊まつりの菊使用の百年の香り
100年以上の伝統がある笠間市の菊まつりで使用した菊を使った線香です。平成19年6月29日に施行された「中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律(中小企業地域資源活用促進法)」に基づいた地域産業資源活用事業計画で完成した商品で駒村清明堂さんと笠間市菊祭り100年の歴史と工夫と苦労が詰まった商品です。上品な菊の香りで心が落ち着く商品となっております。
駒村清明堂の外観と店舗概要
項目 | 内容 |
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会社名 | 駒村清明堂 |
連絡先 | TEL:0299-42-2819 FAX: 0299-42-2911 |
所在地 | 茨城県石岡市小幡1899 |
代表者 | 駒村 道廣 |
営業時間 | AM8:00~PM18:00 |
定休日 | 毎週日曜日 |
駐車場 | 店舗前に5台 |
水車でじっくり作った杉100%の線香
是非その香りをお試しください。