部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

人事制度構築の考え方

 成果主義人事制度の一般的な解釈はこうではないでしょうか?

 「今までは成果が上がっていたから賃金は上げられた。しかし、成果の小さい時には賃金を下げねばならない。その考え方が今の時代には必要だ」

 しかし、この人件費の削減を実施すると、とんでもない方向へ組織が動き出します。

 人件費カットだけが目的化してしまうと、次の業績結果が目に見えてくるようです。そして、更なる賃下げを引き起こします。
 この悪循環の先には何があるのか。誰にでも想像がつくことでしょう。

 実は、この長期業績が低迷している会社における人件費の問題、つまり労働分配率の悪化は、正しい解決方法さえ知っていれば食い止められるし、改善も十分に可能です。

 このレジメには、そのために必要なノウハウを詰めてみました。

 一言で言えば、成果主義人事制度づくりです。この成果主義人事制度づくりは、現在巷で評判の成果主義人事制度づくりとは全く異なるものです。
 経営者が本当に知りたいはずである、経営課題を解決するための人事制度づくりだからです。

 今までの成果主義人事制度は、本当のところ人件費削減が目的です。だから、ほとんどの会社ではほとんどの社員から反対されます。
 反対を声に出さなくても心の中では叫んでいます。
 「絶対反対」。

 どうしてかわかりますね。
 自分の待遇の低下を正当化する制度に賛成なんか出来ませんよね。
 だから、人を真剣に育成したことの無い専門家の指導を受けて人事制度をつくろうとします。

 目的の間違った制度をつくっても、本質的な問題は何ら解決出来ない事はスタート段階から明確です。

 これから紹介する人事制度づくりは「すぐに」「自分で」「簡単に」つくる方法です。
 専門的な知識が一切いらず、今日からでもすぐ着手できると思います。

 私の大きな気付きだった「業績向上を目的として人事制度をつくる」、それに自分が辿った実体験を元に、流れを組み直してみました。

 この記事は、
 ご紹介する人事制度づくりは、難しいことを簡単にできるようにするための手引書です。
 読みながら、自社の人事制度がつくれるようにと工夫しました。
 理論の紹介のようなことは避けました。

 とことん業績が悪化すれば、その時の解決方法は人事制度ではありませんね。
 事業の撤退まで視野に入れたリストラ策になるでしょう。

 現在の会社を素晴らしい、と社員が言ってくれる会社へと成長させていくために、社長の力量が問われています。
 その社長にしかできないことがあります。

 それは、人事制度を含めたルール作りです。

 スタートをためらううちに、厳しい経営環境が会社を飲み込んでしまいませんか?

 このペ記事を読んで、是非、人事制度づくりに着手して頂ければ幸いです。


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