紬の里で生まれた魅力あるまゆ工芸品を扱う市村まゆ工芸店
まゆ工芸品は、結城紬の原料となる繭玉を切り開いて染色し、縫い合わせて帽子や小物などを作ります。紬の里で生まれたまゆ工芸品の最大の魅力は、
手触りがあたたかく、懐かしい風合いです。
市村まゆ工芸店では、繭を使って袋物をつくり始めたのがきっかけで現在では様々なまゆ製品を作っています。結城市は奈良時代より結城紬の特産地で、養蚕家も数多くありましたが、現在では結城に一軒だけとなり、その養蚕家から繭を仕入れて製作しています。
繭の特徴
非常に軽い素材
防水性がある
素朴な風合いが出る
染色することで華やかになる
折りたたんでもしわになりない
まゆ工芸品が出来るまで
「縫える状態になっていれば小さい帽子なら1~2日あればできてしまう」という市村さん。その"縫える状態"までにするのに時間がかかります。
- まゆを乾燥させる
- 中身を出して洗う(蛾が出てしまったまゆは色が鮮やかにならない)
- 草木染め・化学染料等で染める
- アイロンで伸ばす
- 切りそろえる
縫製までには以上の工程があります。
縫製工程のみだけでなく、染色工程も独自で行います。
結城まゆ工芸を作るきっかけ
昭和55年に通信教育で袋物準販売師範の資格を取得しました。その後、趣味として袋物や造花を作っていました。作品が徐々に増えたため、フリーマーケットに出店して販売をするようになりました。そこで物産協会の方と知り合い、あちこちの物産展で百貨店等に出店するようになりました。
そういったところで、いろんな方と出会い、お客様からの要望を取り入れてきたので現在の作品があります。
商品案内
売れ筋ベスト3
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小物類(パフ・小銭入れ・メガネケース・コサージュ等)
パフはお化粧前に肌をなでるとすべすべになります
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帽子
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バッグ
その他人気商品
着物を着る方のための草履や、懐紙入れも製作しています。


大好き結城まゆ工芸
まゆ工芸品をずっと作ってきて苦労も数え切れないほどありましたが、それでも「結城まゆ工芸」が大好きだから続けることができました。結城まゆ工芸は結城地方での身近なまゆ殻を集めて生活の一部に利用され、愛用者も多くいます。まゆの製品を作っている私自身もまゆ製品の1ファンです。好きが高じて始めたことが茨城県を代表する地域資源までなったことを誇りに感じます。これからもまゆ工芸のファンを少しでも増やせるよう多くの良い製品を生みだしていきたいと考えてます。
店舗概要
項目 | 内容 |
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店舗名 | 市村まゆ工芸店 |
代表者 | 市村 マツ |
所在地 | 茨城県結城市結城12169-2 |
連絡先 | TEL:0296-33-4073 FAX:0296-32-9957 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
休日 | 不定休 |