甘柿の代表品種「富有柿」が登場です! 産地を厳選しご提案します!
甘柿の代表格「富有柿」です。各地からおいしい柿の情報を集め、厳選してご提案します。
今年はの出荷候補として、「福岡県」、「茨城県」、「山形県」となります。
各地とも十分な日照時間と降雨があり、台風の影響もなかったため、
糖度と食味は極めて良い状態で出荷できそうです、ご期待ください!
「柿といったらなんと言っても“富有柿”ですよね。」
と語るのは、青果市場で競り人として活躍する専門家、
果物の目利きに自信のある、担当の塚原氏。
「富有柿は、柿の定番中の定番!
果肉がしっかりのこの甘みの柿は、一度食べたらやめられません。
大きさといい、味といい、口にしたら忘れられないほどの絶品です!」
「ここ30年くらいの間は、富有柿以外の柿を食べたことがないですよ。」
「今年は、福岡県、茨城県石岡市(旧八郷町)、山形県の“富有柿”がおすすめできる柿です。」
今回仕入れる柿は、上記産地から美味しさを厳選してお届けします。
旧八郷町のものは過去に“献上柿”として選ばれた実績のある農園から、特別に提供させていただきます。
塚原氏がおすすめするこの富有柿、皆さんも一度ご賞味ください。
ありとあらゆる手間ひまを惜しまない!
左の写真からお分かりになるように、柿の木が大変低く手入れされています。
11月の収穫期を終えると、12月からすぐに木の剪定に入ります。
この剪定に要する労力はかなり大変だと言います。
木の剪定は2月の末くらいまで行われ、3月から5月までは摘蕾(つぼみの間引き)、そして8月までは摘花(柿の花の間引き)を行い、年中休まる暇がありません。
この摘蕾・摘花作業が、柿のおいしさを出すのに非常に大きな意味を持つそうです。
雑草の茂みを許さない手入れ
続いて右の写真をご覧いただくと、柿の木の下がとても綺麗に雑草などを刈り取っている様子がお分かりになると思います。
雑草を除き、綺麗な状態を保つことも大きなポイントだそうです。
雑草に栄養が持っていかれないよう、すなわち柿に必要な養分が回るように絶えず留意して手入れをしているのですね。
7月・8月などは、もの凄い大汗をかいての除草作業になることは容易に想像できます。この不断の手入れ、愛着こそが“世にも稀な美味しさ”を演出する秘訣なのです!
このお話は、2006年度農林水産大臣賞を受賞され、1996年に皇室へ献上した実績を持つ本多祐二様から伺ってまいりました。
(取材者:菅野哲正)
柿は野放図に育つイメージを持たれますが、しっかりと“栽培”をすると、ご覧いただいたように、もの凄い手間ひまがかかります。
柿だけではなく、どんな青果物も一緒ですね。愛着と手間ひま・・・
今回ご提案する産地は丘陵部の温暖な地形を生かしたカキの栽培が盛んな地域です。
富有柿は甘カキの代表的品種で、同地域では昭和初期に栽培を開始したと言います。
ちなみに、皇室への柿の献上も同時期から始められたと伝わっています
今回の記事を書くに当たり、お客さまの声を集めたかったものの、残念ながら間に合いませんでした。
ついては販売企画を委託された菅野哲正が食した感覚を表現してみたいと思います。
「果肉がしっかりのこの甘みの柿は、一度食べたらやめらない・・・」
と上掲載の競り人である塚原さんの仰るとおり、
「確かに甘みがあり美味しかったです。」
「柿というのは、こんなにも甘く美味しい果物だったんだ・・」
「収穫した柿が一般流通に回らずに売り先が決まっているのも頷ける・・・」
と思いました。
真面目に生産に携わるみなさんは、「自分の栽培した味を堪能していただきたい」とおっしゃいます。
それは、きっと様々な苦労も含めて自分の作品を、旬の時期に味わって欲しい
という願いなのだろうと感じました。
10月下旬~11月下旬まで、たった1ヶ月だけ賞味できる「富有柿」
その丹精込めた栽培からのおいしさは、食べる人にきっと届くでしょう..
今年の美味フルーツがお勧めする「富有柿」を食べれるのはあなたが最後かも知れません・・・
10月後半に入ると富有柿の収穫が始まります。 しかし11月末で終わりになります。
美味フルーツでお勧めする富有柿は、【色よし、形よし、味よし】 三拍子揃った柿を代表する品種です。
軽く霜に当たった富有柿は色づきも、甘味も一段と増し、最高の柿となります。
三拍子揃った富有柿の本場【 福岡県 】、【 茨城県 】、【 山形県 】よりお届けします。
富有柿は、柿の定番中の定番!
果肉が硬く、甘みもあり、食べやすい柿です。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」と昔から言われるほど、柿は栄養価に優れているのはご存知ですね。
それぞれの産地の豊かな土壌の中で育った富有柿を、ぜひご賞味ください。
茨城県八郷町(現・石岡市)は、八郷盆地の丘陵地の温暖な地形を利用して昔から柿の生産が盛んな地域で、たくさんの柿園があります。
昭和初期に試作が始まった柿の王様「富有柿」は、昭和44年からは毎年皇室に献上しています。
八郷町は甘柿の栽培地としては北限にあたり、柿の代表的な産地です。
優れた柿園は化学肥料をほとんど使いません。
できるだけ体に優しい有機質な土にするため、鶏糞・酒糟・米ぬかなどを畑に埋めて肥やしにしています。
微生物やミミズなどが良質な土壌を作ってくれています。
また摘蕾、摘果して1本の樹につく実の数を制限することにより、たいへん実の大きい柿になります。
樹の下には藁や木屑を敷き詰め、根っこを守ることも怠りません。
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、柿はビタミンの供給源として大変優れた果実です。
特にビタミンA、ビタミンCが豊富で高血圧や成人病の予防、風邪の予防にもなり二日酔いにも効果があります。
ポリフェノールは赤ワインの10倍、お茶の30倍も含まれていると言われています。
栄養満点の柿ですが、身体を冷やす性質ももっているので食べ過ぎにはご注意を。