茨城県石岡市若宮に住む来栖保氏は、全行程妥協せず、納得のいくまで常陸獅子の製作に取り組んでいます。

小美玉市野田のニラ生産者・飯田清志さん

茨城県小美玉市の野田ニラ農家達で野田出荷組合連合会を作っています。

 飯田清志氏は茨城県小美玉市野田でニラ農家をしています。野田出荷組合連合会の組合員であり、安心・安全なニラを栽培しています。栽培期間は9月から4月までハウス栽培で5月から8月までは露地栽培で栽培しています。中国から農業を学びに来た研修生を積極的に受け入れをしています。(左の写真は中国の農業研修生です。)

野田ニラの特徴と栄養素

茨城県小美玉市の野田ニラ農家達で野田出荷組合連合会を作っています。

 野田ニラには、スーパーグリーン、グリーンロード、パワフルグリーンと3品種があります。スーパーグリーン、グリーンロードは主に秋から春のハウス栽培にて出荷しています。パワフルグリーンは 主に春から初秋、雨よけ栽培にて出荷、葉色は特に濃緑で歯肉厚く市場製が高い。みずみずしい食味が特徴です。

 にらといえば、すぐに独特のにおいを連想してしまいますが、そのにおいは 硫化アリルという成分で、消化酵素の分泌を促し、食欲増進に効果を発揮し、ビタミン B1の吸収を高める重要な働きも果たしています。

 また、ニラはビタミン類を多く含んでいます。ビタミンAは、10 0gで成人男子の1日の必要量の約9割をまかなえます。ビタミンCも100g中25mgと豊富に含まれており、B1、B2も含んでいます。また、カルシウムの多さもほうれんそうにひけをとりません。

栽培時期

 野田でニラを生産している方の多くはハウス栽培で一年中収穫している農家さんが多いですが、飯田さんは9月から4月までハウス栽培で5月から8月までは路地栽培といってハウスがかかってない状態(自然な状態)で栽培しています

 ビニールは、一年通して使うとビニールの表面曇ってしまい、太陽の光が届かなくなってしまいます。表面が曇ったビニールハウスで育てると美味しいニラは育たないので、飯田さんの畑では、毎年新しく買い替えています。

ハウス栽培で一年中収穫出来る

ニラ生産者ならではの苦労

ハウス栽培で一年中収穫出来る

除草

 ニラは葉物なので農薬がかなり限られています。除草は農機具で基本的にはやりますが、どうしても人の手でやらなければならないところが出てきます。
 暖かくなると雑草の伸びるスピードが速いので、30度を超える猛暑の日も手作業で除草しなければなりません。

収穫

 ニラの収穫は機械では出来ません。その理由は、どうしても黄色い葉の部分が出てしまうので、そこの部分は人の目でしっかりチェックして選別しながら収穫出来ないからです。消費者の方にみずみずしく見た目も青々とし艶があるものをお届けしたいとの思いで細心の注意を払っています。

袋詰め

 収穫されたニラはまず100グラムごとにテープで縛って包丁で切ります。それを十派にして秤で1キロを測ってから袋詰めします。すべて手作業な上に再度黄色い葉が混じっていないか人の目で確認します。中国から農業を学びに来た2名の研修生は女性で手先が器用なので、素早く作業しています。

生産者プロフィール

項目内容
生産者飯田 清志
生産地茨城県小美玉市野田
所属組合野田出荷組合連合会

生産地マップ

茨城県小美玉市野田

サブコンテンツ

編集者からの後記

愛情込めて丁寧につくる野田ニラ農家の飯田さん

 小美玉市(旧小川町)野田でニラを生産している飯田さん。野田という地域は昔からニラ作りが盛んでニラ畑が多くあります。ニラの収穫はニラがもっとも美味しい状態を人の目で見ないと収穫出来ないので、収穫には細心の注意を払っているそうです。毎日、ニラはすくすく真っ直ぐに伸びるので、飯田さんはまるで自分の子供のように思えてくると仰っていました。温厚な飯田さんの人柄が、出荷するニラに込められていると感じました。


飯田さんのニラは艶がありみずみずしい

 飯田さんが栽培したニラは葉の緑色が濃く、艶があってみずみずしいのでさまざまな料理に使ってもニラ本来の味がかき消されません。ニラ玉丼にするのが特にお勧めとのことです。飯田さんにおいしいニラの見分け方をお聞きすると、太くて葉が肉厚で緑が濃いものだそうです。ニラを選ぶ際は参考にしてみてはいかがでしょうか?

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