柿について様々な情報をまとめてみました。柿の知識アップにどうぞ!

柿についての知識をもっと仕入れたい方は他にいませんか?!

ビタミンA、ビタミンCが特に豊富で高血圧や成人病の予防、風邪の予防にもなり二日酔いにも効果があります。柿はビタミンの供給源として大変優れた果実です。

おいしそうな柿

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柿についての知っておきたい情報をまとめてみました。

柿は日本原産の果物といわれ、16世紀頃にポルトガル人によってヨーロッパに渡り、その後アメリカ大陸に広まっていきました。
 今では、「KAKI」は世界中の人に愛され、学名も「ディオスピロス・カキ(Diospyros Kaki)」、「KAKI」の名で世界中に通用します。
「でも、パーシモンって確か柿じゃないの?」

 パーシモンはアメリカ東部原生のごく小さいアメリカガキをさすので、いわゆる日本の柿とは種が違います。実ではありませんが、ゴルフのクラブのパーシモンはアメリカガキの硬い材から作られています。
 とはいえ、実が必ずしも日本原産かどうかはわかっていません。確かに、日本でも柿の化石が出土していて、太古の昔にあったようですが、氷河期の時代に絶滅してしまったという説があります(古代の人はどんな柿を食べていたのか、浪漫がありますね)

柿が栽培されているところ

 では、今の柿はどこから?

 一説には、氷河期が終わった後に中国から渡来したと考えられています(その中国の柿が日本から渡って再び帰って来たものかどうかはわかりませんが)。
縄文、弥生時代の遺跡から種が出土し、時代が新しくなるほどその量は増えているそうです。
また、今のように大きな柿は奈良時代にやはり中国から渡来したと考えられています。
 中国では約3000年前から柿があったそうで、紀元前2世紀頃の王家の墓から多数の柿の種が出土しています。
その頃は干柿で保存していたようで、人間の知恵ってすばらしいと思わずにはいられません。

柿の栄養について
柿の成分について、話を展開してみましょう。
 柿の成分で特筆できるのは、何といってもビタミンC!
 酸っぱいイメージのビタミンCとはちょっと意外かもしれませんが、甘柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに決して負けてはいないのです。
 ほかにも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。
また、「二日酔いには柿」といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげともいわれています。

 【HOW TO ENJOY SAKE】(83年日本酒センター雑誌広告より)
 酒を楽しむ法は次の通りです。

 1 食べながら飲め。
 2 カケツケ三杯はするな。
 3 全部飲むな。
 4 果物を食べろ。
 5 チャンポンに気をつけろ。
 6 楽しく愉快に飲め。

 果物の中の果糖はアルコールの酔いを早くさまします。
だから、また飲める。甘いものや果物などをツマミにすると悪酔いしなくなります。

 柿は葉にも、ビタミンC、K、B類が多く含まれていて、血管を強化する作用や止血作用があるそうです。
柿の葉茶などもよく飲まれていますね。
余談ですが、タンニンは毒蛇(マムシやハブ)に噛まれたときの解毒にも効果があるようです。

 柿の糖質は、ブドウ糖(4%)、果糖(2~3%)、ショ糖(8~9%)。
でも、軟熟果や干柿では、ショ糖はほとんど分解され、ブドウ糖と果糖になっています。
【効能】高血圧、脳卒中、二日酔い、むくみ、腹水、発熱性疾患
【成分】100g中(柿1個は約200gくらいと覚えておくと便利)

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以下にWIKIPEDIAからの柿についての説明を抜粋します

柿の王様 富有柿はビタミン類も豊富

カキノキ(柿の木)はカキノキ科の落葉樹。東アジアの固有種で、
特に長江流域に自生している。

雌雄同株であり、5月ごろに白黄色の地味な花をつける。
果実は柿(かき)と呼ばれ、秋に橙色に熟す。
幹は家具材として用いられ、実は食用となる。
葉は茶の代わりとして加工され飲まれることがある。

未熟の果実はタンニンを多く含み、柿渋は防腐剤として用いられる。
現在では世界中の温暖な地域(渋柿は、寒冷地)で栽培されている。

「柿の花」は夏、「柿」、「熟柿」は秋の季語である。 日本から1789年にヨーロッパへ、1870年に北アメリカへ伝わったことから、学名にも kaki の名が使われる。
英語で柿を表す「Persimmon」の語源は、アメリカ合衆国東部の先住民であるアルゴンキン語族(Algonquian languages)の言葉で「干し果物」を意味する名詞「ペッサミン」であり、先住民がアメリカガキ(Diospyros virginiana L.)の実を干して保存食としていた事実に基づく。
近年、欧米ではイスラエル産の柿(渋抜きした「Triumph」種)が「シャロンフルーツ(Sharon Fruit)」という名称で流通するようになったため、柿は「Persimmon」よりも「Sharon Fruit」という名で知られている。
なお、「Sharon Fruit」は、欧米では一般に登録商標であり、これらの地域でイスラエル産以外の柿を「Sharon Fruit」という商品名で販売することは違法である。
生産
国際連合食糧農業機関 (FAO) の統計データ(2005年現在)によると、全世界におけるカキの生産量は、256万1,732トンである。
このうち、72%を中国一国が生産(183万7,000トン)している。
次いで、韓国(25万トン)、日本(23万トン)、ブラジル(15万トン)、イタリア(5万1,000トン)、イスラエル(4万トン)である。
以上6カ国で生産量の99.8%を占める。
他にニュージーランド(1,300トン)、イラン(1,000トン)、オーストラリア(650トン)、メキシコ(450トン)などの諸国でも生産されている。
地域別ではアジア州が92%、南アメリカ州(ブラジルのみ)が6%、ヨーロッパ州(イタリアのみ)が2%という比率である。
柿は、北海道と沖縄県を除く日本の全県で栽培がされており、柿の栽培面積が多い県は和歌山県、奈良県、福岡県の順である。
日本国内の収穫量
2005年度
全国1位:和歌山県 全国シェア22%(6万2,200トン)
全国2位:奈良県 全国シェア10%(2万8,300トン)
全国3位:福岡県 全国シェア9%(2万5,600トン)
品種
品種数は多く、1,000を超えるとも言われているが、大まかには、渋柿と甘柿とに分かれる。
渋柿は実が熟しても果肉が固いうちは渋が残る柿である。
代表的な品種は、平核無と刀根早生である。
平核無は新潟県が発祥である。刀根早生は奈良県天理市の刀根淑民の農園で栽培されていた平核無が突然変異し、1980年に品種登録された。
甘柿は渋柿の突然変異種と考えられており、日本特産の品種である。未熟時は渋いが、熟すに従い渋が抜け、甘みが強くなっていく。
甘柿は、熟すと常に甘みを持つ完全甘柿と、種の有無・多少により成熟時に渋が残ることがある不完全甘柿に分類できる。
渋が残ることがあることから、不完全甘柿を渋柿の一種に含めることもある。
完全甘柿の代表的な品種は、富有と次郎。富有は岐阜県瑞穂市居倉が発祥で原木がある。
次郎は静岡県森町に住んでいた松本次郎吉に由来する。
不完全甘柿の代表的な品種は、愛知県が発祥の筆柿や神奈川県が発祥の禅寺丸などがある。

主な完全甘柿
富有、次郎、太秋、愛秋豊、御所、伊豆、早秋、貴秋、晩御所、花御所、天神御所
主な不完全甘柿
筆柿、禅寺丸、西村早生、黒柿
主な渋柿
甲州百目、蜂屋、富士、平核無、刀根早生、西条柿、市田柿、四つ溝、会津身知らず、堂上蜂屋柿

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柿の王様 富有柿はビタミン類も豊富

柿の利用
柿の実の利用
甘柿の果肉ではタンニンが不溶性となっているため生食するが、渋柿の果肉ではタンニンが水溶性で渋みが強いため生食できず、渋柿を食用にするには、果肉が軟らかくなった熟柿(じゅくし)になるのを待つか、タンニンを不溶性にする「渋抜き」の加工をする必要がある。
渋抜きの方法
アルコール漬けにする(樽柿)。
アルコールを掛ける。
35度のアルコールを少量振りかけ(20kg~30kgに湯飲み1杯程度)、容器(何でもよい)に密封して1週間置く。
乾燥させる(干し柿)。あんぽ柿、市田柿は干し柿の一種。
湯抜き(35℃~45℃の湯に浸ける)。
米・米ぬかにつける。
炭酸ガス脱渋(大量の渋柿を加工する業務用の方法。家庭でもドライアイスを使えば可能)。
干し柿以外の加工品
生食、干し柿の他に、次のような食品に加工されている。
菓子
ジャム
羊羹
ゼリー
チョコレート菓子
ソフトクリーム

ワイン
カレー
朝鮮半島では、干し柿、生姜、肉桂からスジョングァ(水正果、en・ko)という飲み物を作る。
食用以外の柿渋の利用
和傘や団扇の紙に塗り、耐水性を上げるのに用いられた。
ヘタの利用
成熟した果実のヘタを乾燥したものは、柿蒂(シテイ。「柿蔕」とも)という生薬で、しゃっくり・鎮咳・鎮吐に用いられる。
柿の葉の利用
ビタミンC、KやB類、といったミネラル分フラボノイドなどを多く含み、血管を強化する作用や止血作用を持つとされるため、飲用するなどで民間療法に古くから用いられてきた。
また近年では花粉症予防に有効とされ、従来の茶葉としてだけではなく成分をサプリメント等に加工され商品化されたものも流通している。
飲用方法としては、5-6月頃に収穫した葉を天日で乾燥させ粉末化し煎じることが一般的である。
またその殺菌効果から押し寿司を葉で巻いたり(柿の葉寿司)、和菓子などの添え物にされることもある。
柔らかい初春の若葉は天ぷらにして食用に出来る。
柿の木の利用
木質は堅く、家具などに利用される。加工がやや難しく、割れやすいため、建築材としては装飾用以外には使われない。
また、かつてのゴルフクラブ(ウッド)のヘッドには柿材(特にアメリカガキ)を使った物が多く、パーシモンの名で呼ばれていたが、現在では金属製のウッドが普及したためにあまり使われなくなった。

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皇室献上柿の解説

●八郷町の富有柿は皇室献上柿

 茨城県八郷町(現・石岡市)は、八郷盆地の丘陵地の温暖な地形を利用して昔から柿の生産が盛んな地域で、たくさんの柿園があります。
 昭和初期に試作が始まった柿の王様「富有柿」は、昭和44年からは毎年皇室に献上しています。
 八郷町は甘柿の栽培地としては北限にあたり、柿の代表的な産地としてさらなる栽培技術の向上と普及に取り組んでいます。

柿の王様 富有柿はビタミン類も豊富

●魚の肥やしで良質な土壌

 当園は化学肥料をほとんど使いません。
 できるだけ体に優しい有機質な土にするため、知人の漁業組合の方から約1~1.5mもある大きな魚を譲り受け、それを畑に埋めて肥やしにしています。
 微生物やミミズなどが良質な土壌を作ってくれています。
 また摘蕾、摘果して1本の樹につく実の数を制限することにより、たいへん実の大きい柿になります。
 樹の下には藁や木屑を敷き詰め、根っこを守ることも怠りません。

●どんな人が作ってるの?

富有をはじめ、次郎、大秋、伊佐早などの柿を4箇所に点在する畑で低農薬栽培するのは今橋さん。
熟練のおばあちゃんを筆頭に奥様ほか家族みんなで協力しあっての作業です。
柿以外の畑では、しいたけ、キウイ、こんにゃく等も作っています。

●ビタミン豊富で医者いらず

昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、柿はビタミンの供給源として大変優れた果実です。
特にビタミンA、ビタミンCが豊富で高血圧や成人病の予防、風邪の予防にもなり二日酔いにも効果があります。
ポリフェノールは赤ワインの10倍、お茶の30倍も含まれていると言われています。
栄養満点の柿ですが、身体を冷やす性質ももっているので食べ過ぎにはご注意を。

皇室献上柿の審査会

今年は糖度、食味とも良好
例年皇室へ献上される、八郷町特産のカキ「富有柿」の献上品の審査会が15日、八郷町役場で開かれ、生産者らにより美しく整ったカキが選定され、3つの桐箱に詰められた。
同箱は16日に、菊地武雄町長や町柿振興協議会の会員らが宮内庁と東宮御所を訪問し、天皇、皇后両陛下、皇太子さまに一箱ずつ献上される。

小幡地区の三農家から、良品質の富有柿が50個ずつ、計150個が持ち寄られ、生産者が赤黄色のより美しい状態のカキを選定。1個ずつネットが掛けられ、「献上富有柿 八郷町」と書かれた桐箱に25個ずつ丁寧に詰められた。
今年は十分な日照時間と降雨があり、台風の影響もなかったため糖度と食味は極めて良い状態だという。
同協議会の本多孝夫副会長は
「今年は台風の当たり年だったが、被害がほとんどなく、良質の献上カキができて満足している」
と話した。
同町は丘陵部の温暖な地形を生かしたカキの栽培が盛ん。
103戸、計101ヘクタールと、面積、生産量とも県内最大を誇る。
富有柿は甘カキの代表的品種で、同町では昭和初期に栽培を開始。
献上も同時期から始められた。

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