プロフィール
25歳から東京元浅草で大川幸太郎氏に師事し、石岡から東京まで13年ほど修行したのちに独立。 それから50年以上も常陸獅子の製作に携わってきました。 茨城獅子頭彫刻研究会に入り、石岡教室で32年以上指導をされていらっしゃいます。
製作過程
茨城県内、石岡市内の桐の材木を使って、「耳」、「眉」、「目」、「鼻」、「上あご」、「下あご」など型をそれぞれにつくり、それを貼り合わせてひとつの常陸獅子を製作していきます。それから、塗りの工程で朱色の塗料を塗り重ねていき、漆、金箔を貼り合わせていき完成となります。
製作のこだわり
伝統的なものづくりにこだわりを持っています。 本物のものをつくるべく、本漆、純金箔を用います。それは外側だけでなく、内側にも同じように施していきます。そして、全行程妥協せず、納得のいくまで常陸獅子の製作に取り組んでいます。
製作において大変なこと
納期に合わせること
おまつりが近くなってきたところで注文が入り納期期限が間近だったり、あまりにも期限が遠すぎると製作が後回しになってしまうことです。
お客さんの要望に応えること
人それぞれの細かな注文があるため、それに応えるため一番に良いやり方をとっていくことです。
人の作品を修復すること
修復することは簡単なように思えるが、新しく作ったものでないため、職人にしかわからない微妙な調整が必要で一から作るものより骨の折れる作業になります。
後世への伝承
石岡の地で常陸獅子の伝統を残すべく、石岡に教室を開いて30年以上。今では茨城県の教室を合わせて100名以上の生徒さんに常陸獅子の製作技術を教えられ、伝統的技法の伝承に貢献されていらっしゃいます。
今後の展望、これから挑戦してみたいこと
インフォーメーション
項目 | 内容 |
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代表者 | 来栖 保 |
連絡先 | TEL : 0299-23-0895 |
所在地 | 茨城県石岡市若宮1-2-25 |