(株)坂東太郎 青谷代表の講演【第1回い印経営塾】

【(株)板東太郎 代表取締役 青谷 洋治 様】

 い印グループでは、農業経営者の育成支援を目指して、この平成27年4月から「い印経営塾」を開催しております。4月は第一回目の開催でしたが、おかげ様をもちまして、参加者およそ50名を数えての大盛況となりました。

 ページ上部では板東太郎の青谷社長の講演動画、ページ下部では講演内容をまとめたレポートとしてご報告致します。

(株)坂東太郎の青谷代表の講演動画

以下の第1回い印経営塾 ばんどう太郎の青谷代表】の講演動画はYoutubeの限定公開にしています。Youtubeで検索しても見ることは出来ず、動画の視聴はこのページのみになります。

(株)板東太郎 青谷代表のご紹介と進化論について

青谷代表が考える「食と命と農業」について

青谷代表の親孝行の理念と今後の農業の未来について

株式会社板東太郎・代表取締役・青谷洋治様の基調講演

今回の株式会社板東太郎の代表取締役青谷洋治様の基調講演を以下にまとめました。

進化論について

 独立した当時40年前は大量生産・大量販売によって日本を復興させようとする「進化」、次は他との差別化を図りこだわりを持つ「深化」、バブル期が終わり本物の商品・人といった本当の価値を問われた「真価」、4年前の東北大震災を体験し家族と傍にいられる喜び、電気や水道があたりまえのように使える環境といった幸せとはこんなに近くにあるものだと心の価値を再認識した「心価」。そしてこの進化論を基に個人ではなく地域全体で助け合い心の価値を中心にして物事を考え創造する「共創」する時代にきたと思います。つまり今の若い人たちにとっては心の価値を考える良い時代に戻ってきたと私は思っています。

 食には色々な食があり、単なる食べるだけの食ではなく、命を育てる食、命を繋ぐ食をやりたい、その想いで今の仕事に就きました。

農業を成功させるには環境や意識を整える必要がある

 農業は大好きだし農業は大きな人、心の豊かな人でなければ出来ないものだと私は思っています。ですから今回の講演も「人間大好き」という演題にしました。

 農業にとって現状はTPPなど風当たりの強い時代ではあるけれど農業は成長産業であると思っています。

 農業を成功させるには環境や意識を整える必要があると思います。ある農家は農協に出荷しなくても大丈夫と言っていましたがそう簡単なことではないし、食品を扱う環境が整っていないとも思います。それにはどこにも負けない商品のブランド力をつけ、命に関わる食品を扱っているという誇りを持つことが大事だと思います。

 過去から今を振り返るのでなく、未来から今を見て5年後・10年後どうしたらいいか、どう変化しなければいけないかを考えることがとても重要だとも思います。

小が大に勝つ

 私は常々「小が大に勝つ」ことを考え仕事しています。小が大に勝つには1人1人が命がけでやれば勝てます。ある先生は成功と失敗は勘違いであると言っています。出来ないと思うのではなく脳に私は成功すると勘違いさせることが大事だと。その勘違いを負ける方で考えてしまうから駄目になってしまうわけで、勝てるイメージ、石岡の祭りで太鼓の音を聞いたときにわくわくするような高揚感を仕事・農業に落とし込んでいけばいい方向に進めると思いますし農業によって地域の活性化を図れると思います。そういう農業に対する姿勢、農業が好きなんだという想いが無いと次の若い世代にも引き継げなくなってしまいます。大事なのはお金が高い安いかではなく働く環境が幸せかどうかです。

「親孝行『人間大好き』~ 日本一幸せな企業を目指して ~」

 最後に大切している言葉がありますのでそれを紹介させて頂きたいと思います。それは母親から言われた言葉ですが「お天道様が見てるよ」という言葉です。必ず一生懸命やれば人が見ていなくてもお天道様が見ているし、努力をしていれば裏切らないということです。そしてご先祖様を大切にし、おじいさん・おばあさんを大切にして故郷を離れたとしても必要とされる人、尊敬される人ができるような環境作りを大切にしていくことが大事だと思っています。

 熱のこもった講演ありがとうございました。

【第2回経営塾開催予定】

  • 日時 平成27年5月23日(土)16時~
  • 場所 い印大会議室
  • 講演内容 「農業者の知っておきたい税務や節税の知識」小野瀬税理士
  • 参加費 1,000円

※終了後懇親会あり

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