開催に関するご挨拶

石岡中央青果株式会社 社長

 昨年暮れは大暴落、今年に入れば雨天が多くメロンなどは玉伸びしないなど生産者の方の苦労は多く、そのご努力に心から敬服申し上げます。

 このところ若い生産者の方からの要望として「経営の勉強がしたい」という声が多いので、会長の萩原と検討してまいりました。日立公設市場が民営化となり、土浦、龍ケ崎市場も同様です。我々も「頑張って売ります」だけではもう先が無く、生産者様と顧客様とそして、商流・物流・交流を一体化させた「い印グループ」との3者による三身一体の連携を築き上げて、お互いに一緒に伸びていきたいと思い、今回この『経営塾』を開催するに至りました。

 実のある運営をしてまいりたく存じますので、様々なご意見を頂戴しますようお願いいたします。

開催趣旨説明

い印グループ会長 萩原 節夫

 「経営」という切り口から勉強会をやって欲しいという皆さまのご要望に応じまして、今回からの経営塾連続の開催とさせていただきました。

 消費現場は大きく変わっており、それに合わせて生産現場も対応しなければならないのだと考えます。当然流通現場も変化が必要ですが、変化について行けないというか、変化することを嫌がり、変化しないほうが楽だから旧態依然のまま現状に甘んじております。

 最近では農業経営者に国からの補助金が目に見えて増えてきています。専業農家の中で、若い人たちは農業を産業として経営して拡大せざるを得ない方向性であり、物に対する投資、人の手配や問題解決法等を身に付けて、この国の農業を守り、発展させなければならないはずであると考えています。

 経営はヒト・モノ・カネの管理と運営ですが、ただ良い物を一生懸命作っていれば良いというのではなく、それプラス、経営体としての農業をきちんと回していくという腹づもりを持ち、農業を経営するための知識・技術が必要なのではないかとかと常々感じています。

 国からの補助=国民からの血税を上手に利用して、産業化した農業を経営母体とし、きちんと経営の利益を上げて、それによって納税することで「農業経営者」として、胸を張って発展していって欲しいと願っています。

 それにはまず、経営者としての腹づもりを持っていただきたいと思っています。そして経営に必要な情報や啓蒙の機会は「い印グループ」がお手伝いさせていただきたいと考えております。

萩原会長による趣旨説明の動画

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