本橋桶店(茨城県つくば市)のご案内

独特の風合いと性質をもったとよさとの桶・樽

 本橋桶店ではつくば市上郷地区にあり、桶や樽などの木工品を製作しています。
 代表の本橋武夫は15歳から製作に携わり、この道60年になります。茨城県からは昭和57年に郷土工芸技術伝承者として表彰されています。
 一つひとつ丹精を込めて手作りの桶や樽は木製品の木のぬくもりによる温かみだけでなく、職人の製品に込める愛情も含まれており心がこもった製品をご提供します。

国産木材だから安心!

 以前は、木曽地区山林の木材を使用していましたが、国有林となったことなどで、今は使わなくなりました。全国各地の国産の木材を使っています。
 お櫃や味噌樽などを作っており、食品に使用することが多いため、安全な国産木材にこだわります。

とよさとの桶・樽を心を込めて毎日製作しています

お風呂の浴槽も製作することができます

 お風呂の浴槽など実際に肌に触れるものを製作しているため、皆さんに安心していただけるように材料には気をつけています。

木桶・木樽が好まれる理由

 日本の伝統的料理"和食"は保存することで味に深みが増してきます。例えば、醤油、味噌、漬物、お酒などを使った発酵食品は木製品の桶や樽に保存されます。それは、発酵する過程で酵母菌や乳酸菌などの微生物が作用し寝かせることでさらに味に深みが増し美味しさを感じることができます。そういったことから、日本人は昔から桶や樽を使って食品を保存し、利用してきました。これを今日も毎日手作りで製作しているのが「本橋桶店」です。

長年の経験・匠の技による手仕事

 桶・樽の作り方はまず、短い板をつなぎ合わせて作っていきます。

桶や樽を作るときは短い板をつなぎ合わせてきます

 それからしばらく乾燥させて、水分が抜けたころ合いを見計らって削りだしをしていきます。

美しい曲線を描くため、長年の経験で微調整を施していきます

手触りよく、滑らかにしてから、つなぎをしっかりさせるため、竹細工を回りに締めていきます。

職人の仕事場

この作業場で、毎日毎日休まずに桶・樽を作り続けています。

毎日作り続けている作業場です。長年この場で製作に打ち込んできました

 その何とも言えない作品の評判が話題となり、生協や遠方各地から、桶や樽をお買い求め頂いております。

店舗概要

項目内容
店舗名本橋桶店
代表者本橋 武夫
所在地茨城県つくば市上郷6829-1
連絡先TEL:029-847-3507

アクセスマップ

本橋桶店

サブコンテンツ

取材編集者の後記

 大量生産が可能になり、そしてプラスチック製品が世に出回るようになり、また、海外からの安価な製品が入るようになり桶や樽の需要は減ってきています。昔は桶屋さんは本橋さんだけでなく、この地域にいくつかあったようですが、今では本橋さんだけになってしまったようです。それでも、伝統を守り続け、今日まで毎日毎日休まずに桶・樽を作り続けてきました。60年という月日から分かるように「とよさとの桶・樽」製作に情熱を注いでこられました。
 また、桶や樽というのはなかなか壊れるものではないので長持ちし、木のぬくもりを感じることができてエコの意識や安らぎを与えてくれるものでもあります。
 本橋武夫さんが製作する「とよさとの桶・樽」を直に触れてみてください。きっと良さが分かります。この桶や樽の文化を絶やさずこの先もずっと大切にしていきたいものです。

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