『有限会社桐タンスのヤマキヤ』(茨城県結城市)のご案内
桐タンスのヤマキヤは昭和20年に初代の秋山麻吉が箪笥製造業を始めました。現在は三代目秋山利広が桐箪笥職人として二代目秋山利夫と製造を行っています。
三代目は平成25年の技能グランプリ家具職種で第1位の内閣総理大臣賞を受賞しました。技能グランプリを知って、三代目の製作した家具を指名されるお客様もいらっしゃいます。写真は技能グランプリで作成したものです。
ヤマキヤのこだわり
- 防湿性が高い
- 通気性に富んでいる
- 内部は常に乾燥状態を保つ
伸縮および狂いが少なく、いつまでもスムースに使えます。
また、桐タンスは燃えにくく、水を含むと一層火につよくなります。
右の写真は火事にあった家の桐タンスです。表は真っ黒に焼け焦げていますが、中はきれいなままとなっています。
2.自分でデザイン
お客様がデザインしたものをそのまま作ることもよくありますが、要望を聞き、家や部屋に合わせて大きさ、デザインを工夫して製作しています。洋間にも合うかたち、色等細部までこだわります。柾目だけでなく板目も使ったタンスも製作します。
3.塗装仕上げ塗装の修行を積みました。塗装は使うものによって色の出方が違うので、思ったように色が出たときはとてもうれしいです。
人とのつながり
以前は問屋に卸していましたが、現在は個人の方や物産展等でお客様と直接お取引をしています。
電話注文だけで、製品を見ないままのお客様がいらしたのですが、お届けした際にとても喜んでいただいたことがあります。
初代・二代目の制作した桐タンスの削り直しを頼まれたり、婚礼時に購入されたお客様が今度は自分の娘の婚礼の為にご注文くださったりします。ひとつひとつ思いを込めて作った製品をとおしていろんなお客様と出会い、喜んでいただいていることを実感しています。
職人として(三代目秋山利広)
小さいころから二代目が桐タンスを作る姿を見て育ってきたので、興味もあるし、自分でも作りたいと思ってきました。高校を卒業して、入社してから22年経ちますが、まだまだ挑戦したいことがたくさんあります。
桐タンスと言うとどうしても和風になってしまいますが、桐を生かした現代風の家具や皆さんに使っていただけるものを作っていきたいと思っています。
色を付ける時に思った色が出ないことがあります。そこが難しいところです。釘を使わずにしっかりと組んでできているのが桐タンスの良さです。組む際にしっかりと隙間なく組めたときが一番楽しいですね。すべての作業を慎重に行っていますが、かんな掛けが一番難しいです。0.1ミリメートル以下の薄さで削るには技術が必要です。
日々、精進して更に良いものを作っていきたいと思っています。
蟻組みをみせるデザイン
金具の取っ手がない桐タンス
会社概要
項目 | 内容 |
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会社名 | 有限会社 桐タンスのヤマキヤ |
代表者 | 秋山 利夫 |
所在地 | 茨城県結城市結城811-5 |
連絡先 | TEL:0296-33-3353 FAX:0296-32-6114 |
URL | http://www.kurihiko.com/ |