ふるさとの味『やさと納豆』

 納豆の本場である茨城県。その茨城県石岡市(旧八郷町)で作られているやさと納豆は、平成元年からJAやさとが生産を開始しました。原料確保から製造、販売まで一貫してJAやさとが行っているので、安心です。地元である旧八郷町の畑で作られた大豆100パーセントを使用しており、筑波山麓の地下水で蒸し上げ、柔らかく風味の良いのが自慢です。味良し、香り良し、粘り良しの納豆です。

納豆はさまざまな栄養素をもつ健康食品

納豆菌が作り出すナットウキーゼは血栓を溶かす効果も

 最近注目を集めているのが、納豆菌によって合成され、優れた薬効成分をもっている"ナットウキーゼ"という酵素です。ねばねばした納豆菌が作り出すナットウキーゼには、血液をサラサラにして、老化防止や血栓を溶かす作用があります。

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

大豆の栄養成分を超える健康食品

 大豆を蒸して納豆菌を作用させた発酵食品である納豆は、大豆に比べ、ビタミンB群の含有量が増えています。とくに、ビタミンB2は4倍、ビタミンB6は10倍になっています。B2は別名・美容ビタミンとも呼ばれ、皮膚や髪、爪の健康には欠かせない栄養素です。血液中の余分な脂肪分も取り除いて、動脈硬化や心筋梗塞を予防する働きもあります。ビタミンB6は、発ガン成分に変わる過酸化脂質の生成を防ぐということから、ガンの抑制にも有効といわれています。

やさと納豆の3つのこだわり

安心の地元茨城県産大豆100%使用

 日本の大豆の食料自給率は、わずか5パーセントですが、やさと納豆は地元茨城県産の大豆100%を使用しています。大豆の品種は『地塚大豆』。正式な品種名を「納豆小粒(しょうりゅう)」といいます。その名のとおり小粒の納豆専用の大豆です。糖質が多く納豆用の原料としては最高級といわれます。納豆にすると、かなり強く粘ります。しっかりとした食感で小粒ながらコクと旨みがあります。

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

筑波山麓の地下100メートルの地下水を使用

 美味しい納豆をつくるうえで良質な水はなくてはならないものです。納豆工場がある旧八郷町は、筑波山の麓にあり、地下100メートルの地下水を使用しています。筑波山麓の水は軟水なので、納豆つくりには非常に適しています。

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

農協直営の工場なので安心

 やさと納豆はJAやさとが原料確保、加工製造、販売まで一貫して行っています。なので、消費者に安心・安全で美味しい納豆をお届けすることが出来ます。また、やさと納豆は環境にも配慮し、豆押さえフィルム以外、納豆容器は紙製の採用を心がけています。

  

JAやさとの納豆工場

 JAやさと直営の納豆工場では、衛生管理された製造工程で製造し、製造工程の中には日本のエンジニアの技術を集約したコンパクトな製造工程を確立しています。

 JAやさとでは1989年(平成元年)に納豆作りを開始しました。当時は1分間に50個しか製造できなかったのが、平成6年から7年に今の製造ラインを導入しすると1分間に約100個と製造量を格段に増やすことに成功しました。

美味しい納豆をつくる秘訣

 やさと納豆では、美味しい納豆をつくるためにパック詰めした納豆を出来る限り早く室(むろ)【納豆を発酵させる部屋】に入れることをいつも意識しています。柔らかふっくらで風味を損なわないために、そこには妥協しません。そのためには、機械の故障が命取りになるので、製造機械のメンテナンスは定期的に行っています。

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

やさと納豆ができるまでの動画

JAやさと納豆工場の外観と概要

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

項目内容
会社名やさと農業組合 
営農流通産直課 納豆工場
連絡先TEL:0299-46-1815
FAX: 0299-46-1814
所在地茨城県石岡市山崎297-5
代表理事組合川井 貞夫
工場長小原 茂一郎
営業時間AM8:30~PM17:00
定休日祝祭日・土曜日・日曜日
ホームページhttp://www.ja-yasato.com/index.html

アクセスマップ

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場:茨城県石岡市山崎297-5

サブコンテンツ

取材編集者からの後記

やさと納豆のすべてを知る納豆工場の小原工場長

 納豆工場を見学させていただいた際に丁寧に説明していただいた小原工場長は、JAやさとの納豆工場が出来る平成元年からずっとやさと納豆の製造に携わってきました。以前の工場長から常日頃から言われていた『常に品質の良いものをつくりなさい』という言葉が今でもずっと心に残っているそうです。そのために、何をすべきか。工場長になりたてだった小原工場長はかなり悩んだそうです。
 そして、出した答えは『きちんと決められたことを守りながら手を抜かない』ということでした。その小原工場長も平成27年の3月いっぱいで定年退職になります。後任の工場長にも、小原工場長は『常に品質の良いものをつくりなさい』ということを伝えています。

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

取材時に丁寧に工場内を説明していただいた小原工場長

ふるさとの味『やさと納豆』

 実は旧八郷出身である編集者は、小学校・中学校とやさと納豆を給食で食べて育ちました。そして、やさと納豆が誕生した年と自分が生まれた年が同じということもあり、やさと納豆にはとても親近感があります。今でも、朝ご飯はやさと納豆を食べます。やさと納豆の良さは、大豆本来の味がして飽きがこない美味しさだと思います。年々、若者の納豆離れが進んでいるようですが、納豆には多くの効能があるので、健康食として是非毎日召し上がっていただきたいと思います。

やさと農業組合 営農流通産直課 納豆工場(茨城県石岡市山崎)

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