真壁藍ブランド
本物の藍の色に親しんでもらうため、従来のインディゴピュアによる藍染めから、「天然藍灰汁発酵建て(てんねんあいあくはっこうだて)」という日本古来の藍建てによる藍染めを始めました。徳島産のすくも藍に灰汁と石灰、ふすま、酒を加えて藍を建てる方法です。化学染料は一切使用しない「真壁藍ブランド」を立ち上げました。
真壁藍は工程を繰り返し行うことで濃い藍の色に、より美しい藍の色に染め上げていきます。
藍の魅力
環境に優しい
原材料は天然のものを使用しているので染めた後のものは畑にまいて土の栄養になる。
日本人に親しまれる色
"すくも"という発酵した藍を用いた藍染め方法により、より深い藍に染めることができます。
生活に密着していた
木綿の染色に適している藍は、蚊やヒル、ヘビ、マムシなどが付かない、また、葉汁は痛み止めや消毒になる、藍で染色することで布が強くなるといった利点があります。
希少な資源
世の中の95%は化学藍を使用しています。かなり少ない貴重なものです。そのため、原材料の確保が一番大変です。直近では原料となる"すくも"が圧倒的品不足となっているのが大きな課題です。現在は、すくもが作られているのは徳島と北海道だけとなっています。
藍染めの技法
【こちらの写真は絞りの途中のものです。】
【縫い絞り】
【ミシン絞り】
【型染め】
※その他にも、平縫い絞り、縫い白影絞り、板締め絞り、杢目絞り等々あります。
【こちらは糸を染色してそれを織った反物です。浴衣は豆絞りの作品です。】
色の違い
初心者でも染めやすいのはハンカチやストールです。染め方による色の違いが楽しめます。
生の葉を使って染色
煮出して染色
草木染め
藍は日によっても色の違いが出てきます。藍を建ててすぐに使うと濃い色がでます。使っているうちにだんだんと出る色が薄くなってきます。
こちらのキルトは出た色の違い、絞りの違いが楽しめます。
真壁藍保存会の概要
項目 | 内容 |
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団体名 | 真壁藍保存会 |
代表者 | 多田 郷 |
所在地 | 茨城県桜川市真壁町下谷貝465 |
連絡先 | TEL・FAX:0296-55-1920 |
営業時間 | 午前11時から午後3時 |
定休日 | 不定休 |
会員数 | 約60名 |
URL | http://www.d3.dion.ne.jp/~iiyadoya/makabeaikoubou.htm |