桐乃華工房[猪ノ原桐材木工所](茨城県筑西市)のご案内

桐下駄に魂を吹き込み製作します

 桐乃華工房は関東地方で唯一、桐の原木の製材から製造まで一貫作業で行っている工房です。
 今ではめっきり減ってしまった桐下駄の職人さんたち。そんな中で日常的な草履から高級な下駄、面白い下駄など見る人、履く人を楽しませてくれる猪ノ原昭廣が代表を務めます。
 毎年、10点ほど新商品の開発をしているため、今年はどんな桐下駄が作成されるのか待ち遠しくなります。

桐の特徴

  • 桐の産地は福島県、新潟県が有名、今は秋田県の生産量が日本一
  • 桐は日本で1番軽い材木
  • 軽い材木だけど丈夫で折れない、耐摩耗性がある
  • 耐火性、断熱性、音響性に優れている
  • 収縮率が小さいため、加工がしやすい
  • 材質が優美で高級感がある

国産の桐材を使っています

 外国産の桐は油っ気が抜けていてぱさぱさしている、一方で日本の桐は切ったり、削ったりしていると木が締まっているのが分かる、加工しても艶が良い。日本の桐材は世界的に見ても品質が優れています。

原木の製材から製造まで

 桐の原木丸太から下駄の形に加工していきます。原木から製造加工までの一貫作業を行っているところは関東ではここにしかありません。

桐の原木丸太

桐の原木丸太です。これから加工していきます。

機械で下駄の形に切った生地

原木を切断する機械を使って下駄の形に切った生地です。

総仕上げの作業場

職人が魂を込める作業場です。ここで一つひとつ製品完成前の仕上げがなされます。

きれいに並べられた職人の魂が宿る道具たち

桐下駄を製作するための魂が宿った道具たちです。

桐乃華工房の特徴的な桐下駄

リピーター率NO1!「カラス表」の草履

丈夫で長持ち。夏は涼しく冬は暖かい、万能なカラス表の草履です。

 竹の皮で編んでおり、これだけ編んでいても草履自体は柔らかく、ふわふわしています。吸水性があり、夏は涼しく、冬は暖かい、1年中履けて、丈夫で長持ちです。

手彫り下駄

 こちらは手彫りの龍が描かれており、漆で塗られております。

手彫りの龍が勇ましいです。職人の手が込んだ創作下駄です。

山ぶどうの桐下駄

 山ぶどうのつるを使った下駄、しっかり編みこまれています。

面白創作下駄です。山ぶどうのつるはしっかりしていて履き心地も抜群です。

サメの皮を使った桐下駄

 サメの皮を使った下駄、耐久性は20年から30年です。

高級下駄です。サメの皮を使った下駄で耐久年数にはびっくりです。

「桐乃華工房」のこだわり

売れても売れなくても毎年新作を10点程作ること。
 それが積み重なっていって今では300種類ほどあります。

国産の桐材を使用
 桐そのものの質が桐下駄の質を左右します。

創作し続けて所狭しと並ぶ桐下駄たち。

店舗概要

項目内容
店舗名桐乃華工房
代表者猪ノ原 昭廣
所在地茨城県筑西市関本上345
連絡先TEL・FAX: 0296-37-6108
URLhttp://www.kirinohana.com

アクセスマップ

桐乃華工房

サブコンテンツ

取材編集者の後記

 着物や和装する人は随分と減ったけれど、日本の文化は生き続けていくものだから、下駄自体はなくならない。好きな方が気に入って、納得してもらえるお客様に買ってもらいたいと猪ノ原代表。お客様の様々な趣向に合わせて数々の新作を毎年創作されており、歩みを止めず、継続していく職人としての誇り・ものづくりへのこだわりを感じました。
 茨城県筑西市桐下駄の伝統工芸の職人、猪ノ原代表の桐下駄へのこだわりは半端ではありません。妥協のない品質を求めて、今日も桐下駄の製作に取り掛かっていらっしゃいます。この伝統ある日本の文化、茨城・筑西市の桐下駄文化の灯をずっと残してほしいと願うばかりでした。

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