部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

社会人としてのモラルについて

 自分は27才から34才まで生命保険会社で所長をさせていただいていました。
 その後すぐに独立して、今に至っていますが、社会人のモラルの欠如という視点から、当時痛切に感じたことが多々ありました。

 32才から34才まで勤務した仕事の中で、
「なぜこんな幼稚園生を相手にすることを延々としていなければならないのか!」

 と心から怒りを覚えたことがありました。

 本気で怒った自分は、けっこうセールスレディと言い合いをしていたのですが、ある時、完全に堪忍袋の緒が切れて、怒りをぶちまけ、その翌日、ペーパーに、「社会人のモラルについて」題し、朝礼で延々と話をしました。

 それがこのレポートで公表しているものです。

 以下、簡潔にその内容を記しましょう。

何か言いたければ本人に言おう!

 本人を目の前にして言える勇気のない人間に、他人を批評する資格はない・・

他人のことを憶測でしゃべるな!

 もし外れた場合に、その事に対して責任が持てる自信がないのなら、初めから他人に「人の予想話」はしないことです。

 発言には責任を持つのが社会のルールです。

自分のことに直接関係のないことには口を出さないようにしよう!

 関係がないのに、関係がありそうにしゃべる、関係のないヤツが組織における最悪のガンだと思いませんか。

無知な人間の「知ったかぶり」を信用するな!

 「話の内容」より「言っている人物のレベル」に注意しよう。

他人に頼り切らず、相手をしっかり選ぶ

 人間関係に悩んだりする人は、本人にも原因があります。
 愚痴をすぐ口にしたり、レベルの低い噂話などにつられてしまう、情けない自分自身が必ずいるはずです。

 社会人として常識が欠落している人や、人の心を傷付けても平気な人は、地位や年齢に関係なく、どこにでもいます。

 人間関係のトラブルから身を守る一番の方法は「人を頼らないこと」です。

 どうしても頼りたかったら、情に流されず「相手をしっかり選ぶこと」です。

 どんな組織でも、本当に始末が悪いのはごく一部でしょう。
 しかし、それが悪いほうにはすぐに蔓延するから困ったものです。

社会人のモラル徹底はリーダーの戦い

 リーダーは、組織内のモラルをきちんと整え、社会人としてのモラルをわきまえさせていくことが重要ですが、それは戦いでもあります。


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