部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

人材の段階分け問題発見型指導法

教えようとするとかえって逆効果?
人材の“段階分け”問題発見型指導法!
組織活性化の観点から

レポートの趣旨とポイント

 今月のマネジメント・レポートは《世の中の動きを捉えて“身近な”課題から解決するシリーズ》第11号として、人材指導の基本的考え方についての事例をご紹介します。

 教育は古くて新しい課題ですが、人材の“買い手市場”が“売り手市場”に変わりつつある今、従業員の皆様の意識が変わってしまう前に、“人材指導”を基本的な部分で見直しておくことが、非常に大切だと感じるからです。

 しかし、一方的な“教育”や“叱咤激励”には、あまり効果があるようにも思えません。
 そんな問題提起から、今月のレポートが始まります。

 本レポートが、御社の経営をお考えの際の一助になれば、幸いです。

今月のメッセージ

 今月のHMレポートは、「教えようとするとかえって逆効果? 人材の“段階分け”問題発見型指導法!」として、5枚にとりまとめました。

 今月のレポート・メッセージをフロー図化すると、以下のとおりです。

教えようとするとかえって逆効果? 人材の“段階分け”問題発見型指導法! のフロー図

教育対象は、反抗的人材とイエスマンの両方

 “教育”対象は、反抗的な人材とイエスマンの両方です。

 若干余談ではありますが、“反抗”と“従順”が正反対の行為だと捉えるのは危険かも知れません。

 結論から言えば、

 反抗=積極的な敵対、
 従順=消極的な敵対

 と言えなくもないからです。

 形態が違うだけで、どちらも危険です。

 たとえばイエスマンが組織でやっかいなのは、彼が何でも言うことを聞くからではないでしょう。
 反論や提言をあきらめて『どうでもいい、とりあえず”はい”と言っておこう』という姿勢をとっているからです。

 しかも、言葉の上での“イエス”とは裏腹に、指示をちっとも守っていないのがイエスマンの特徴でもあるのです。
 その結果は反抗者とそっくりです。


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