部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

今改めて考える人材の採用と育成

今改めて考える人材の採用と育成
企業の社会的存在価値から見直すとどうなるか?
マネジメントの“頭“を切り替える?

レポートの趣旨とポイント

 今月のマネジメント・レポートは、《世の中の“変化の波”に乗るシリーズ》の第9号として、特に“人材採用”に関し、ユニークな見解をご紹介したいと思います。

 人材の採用や育成は、組織の永遠のテーマとも言えますが、一般の組織論や採用戦略では語り切れない“中堅中小企業独特の価値観”が、もっと前面に出てもよいのではないかと感じるからです。

 私どものような専門業では、人材採用はある種独特で、やや難しい問題がからむのですが、今月ご紹介する経営者の方の見解には、私どもも大いに刺激されました。

 本レポートが、御社の経営をお考えの際の一助になれば、幸いです。

「仕事から発想する経営者」は適切な組織を作り上げている

 今月のHMレポートは、「企業の社会的存在価値から見直すとどうなるか? 今改めて考える人材の採用と育成」として、作成しています。

 レポートの中には“独立可能性を売り物にしよう”という第1の提言に加え、
 第2の提言として、人を起点に仕事を考えるのではなく仕事を起点にして、その担当者を考えようと申し上げています。

 組織経営というと、『人を集めてその人を使う』のが常識的な順番ですが、情報化時代、ネットワーク時代には、採用をしなくても仕事を請け負ってくれる先が非常に多いのです。

 自分の組織にはどんな仕事が必要か、という“仕事から発想する”経営者は、人から発想する経営者よりもスリムで安価で、スピーディーで高度な組織を作り上げているかも知れません。

 それが良いかどうかは別にして、今、それが可能な時代なのです。

 外部の専門家が1時間でできることを、従業員は3日かかってもまだできていない・・・
 そんな事態を経営者として放置すべきでしょうか。
 そう問うべき時代だということです。

今月のメッセージ

 人材を採用するためには“働く条件”の向上が必要ですし、採用された人材が、十分に教育や指導が受けられるという安心感を持たせることが重要だと考えます。

 しかしその常識を疑う経営者が増えてきたと感じるのは気のせいでしょうか。

 それは中堅中小企業の社会的存在意義に変化が見えるからかも知れません。

 大組織では持てない価値を中堅中小企業が実現するとしたら…。

 そんな視点に立てば“人材“の採用育成の基本視点も大きく変わります。


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