部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

事業成長に欠かせない人材の自己革新

忘れられたか“叱られる”効用
事業成長に欠かせない人材の自己革新
従業員の成長なしに事業の成長はあり得ない!

レポートの趣旨とポイント

 今月のレポートは、《成長に一歩踏み出す経営シリーズ》として始める第2号として、“従業員の自己革新”をとり上げてみました。

 たとえば、人気者の力士が出ると相撲業界全体が活性化する一方で、一部の力士の不祥事が、相撲全体の人気を凋落させてしまうように、従業員のあり方は、信用や業績を直接左右することが少なくありません。

 しかし、叱られることに慣れていない若手や中堅は、昔の人材のような鍛え方では革新に向かわないようなのです。

 ただし、このテーマは非常に大きいため、レポートを今月と来月の2回に分けて、ご提供させていただきます。
 よろしくお含みください。

 本レポートが、御社の経営をお考えの際の一助になれば、幸いです。

“質”の問題をもっと分かりやすい“切りロ”で…

 従業員の“質”の問題を、“叱り”の問題としてとり上げました。

 それは、筆者の周囲にも、叱られるのは嫌だから指導を受けたくないという人材がいましたし、あの相撲の“角界”でも、弟子を叱れない親方が急増していて、それが相撲の“質”を下げているという指摘があるからです。

 そして当初は、ぼんやりと
 『社会がハングリーだった時代には、叱られようが小突かれようが、激動について行く、あるいはそれをリードする見識や技術を求めたものですが、自己革新をしなくてもそれなりにやって行ける現代には、“叱られる”のが嫌=自己革新に興味がない人材が増えたのだろう』と考えていました。

今月のメッセージ

 関取が魅力的な相撲をするための自己修練を忘れれば、角界は事業としての成長力を失います。

 同様に、人材が自己革新を忘れた組織では、目先のチャンスもものにできないでしょう。

 そんな自己修練や自己革新を促すものが、適切な“叱り”でした。

 その“叱り”が機能しなくなった今、成長力を磨くためにどうすべきなのでしょうか・・・?


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