部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

現代風潮下で制度(ルール)以上に大事なもの

創業5年の若い企業の事例から学ぶ
現代風潮下で制度以上?に大事なもの
成長の"成果"が崩れさる一瞬とは…?

レポートの趣旨とポイント

 今月のマネジメント・レポートは、《成長に一歩踏み出す経営シリーズ》の第12号として、社内制度を作っても、なかなか機能しないケースを取り上げました。

 それは、組織成長のために制度や規則を整備しても、その運用がうまく行かないケースが出る一方で、その制度や規則を逆手にとって、問題が起こされるようなことさえあり得るからです。

 制度や規則ばかりではなく、組織文化を形成することも、非常に重要なテーマになるようです。

 今月は、そうした事例を、解決視点とともにお届けします。
 本レポートが、御社の経営をお考えの際の一助になれば、幸いです。

運用の成功なくして成果なし、運用できて初めてスタート

 今月のレポートで、わざわざ“制度以上?”と断ったのは、単なる制度の話だと思われないためです。

 もちろん、制度が不要なのではなく、安易な制度導入が危険だということは、“?”でも、あるいはレポートの内容でも、十分に伝わるのではないかと考えています。

 ただ、自分の見解では、制度に必要以上に頼る経営者には、従業員にモノが言えない人が多いように見えます。

 しかも、従業員にモノが言えない経営者は、制度ができても、言うべきことが言えないために、制度をうまく運用できず、結果としてトラブルを回避できない場合が多いようです。

 制度や規則を制定する場合も、運用の成功なくして成果なしという気構えでスタートし、運用できて初めてスタートという意識が必要です。

 制度や規則を中心に展開されている経営者も、その“忠告”の意味で、今月のレポートをご活用ください。

今月のメッセージ

 雰囲気がよく、仕事への意識も高かったはずの組織が、突然ドロドロした空気に陥ることがあります。

 それは表面的には“未払い残業代”請求のようなトラブルですが、その底に流れる現代風潮を捉えなければ“本姿”を見失いかねない微妙な問題でもあります

 逆に“本姿“が見えるなら、対応を間違うことも少なくなるはずなのではないでしょうか。


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