部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

当たり前の徹底が業務改善を推進し、組織風土を改善する!

“当たり前”を当たり前にこなす偉大さ
企業の将来は従業員の意識次第
なぜ今“当たり前”が難しいのか?

経営マネジメントレポートの趣旨とポイント

 今月のマネジメント・レポートは、≪総務的発想の新戦略経営シリーズ≫第9話として、今、思い出すべき“当たり前“原則企業の将来は従業員の意識次第 として作成しました。

 “機械”が事業をしているような航空会社でも、燃費改善1つをとっても“技術革新”よりも“現場の工夫”が貴重で、効果も大きいと指摘する人がいます。

 もっと“人”が事業の中核である企業では、なおさらでしょう。

 しかし、今多くの企業が“社内の力を結集する”のは難しいと感じているようです。

 それどころか、様々な“組織内トラブル”の芽を抱えてしまっているのです。

 それはなぜでしょうか。

 そして、解決の“突破口”は見つかるのでしょうか。

 そんな“現代的な話題”をまとめたマネジメント・レポートをご用意しました。

従業員が“会社=わが組織”と感じる経営環境の形成が重要

 話題は“航空会社”の燃費改善で始めていますが、それは現場の改善意欲が企業の業績を左右するという、かつては“常識”だった考え方を再確認しています。

 中堅中小企業には、もともと“技術で経営を一気に改善する”可能性は大きくはないでしょう。

 航空会社以上に、現場の改善の積み上げが、企業力を決める要素になることが想像されます。

 翻って御社ではいかがでしょう?

 従業員は経営への参画意識に満ちているでしょうか。

 あたかも、賃貸住宅を借りるように一時しのぎ感覚で働く従業員が増え、“現場”にとっては企業の業績や将来性は他人事でしかなくなって来ているのではないでしょうか。

 従業員が“会社=わが組織”と感じる環境を、もう一度意識的に形成しなければなりませんし、参画意識を持つ従業員をセレクトして行く経営が必要になるような気がします。

今月のメッセージ

 航空機の燃料費削減は、安全のための技術的な制約などから《限界》に来ているとも言われます。

 技術もやはり“万能”ではあり得ません。

 そんな中で注目されるのが飛行機乗務員の“小さな工夫”なのだそうです。

 小さな工夫は投資が小さい分、利益拡大効果も大きいようですが、そんな“工夫”を出し合えるムードに組織があるかどうか、それが今、最大の経営課題になりつつあるようです。

 それは一般企業でも同様であり、小さな工夫の積み重ねを大きく推進できるかが、できる経営者とそうでない経営者の分岐点なのでしょう・・・


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