部下指導や組織を率いて業務改善を果たすヒントがこのレポートにあります

今思い出すべきチームプレー精神

当人を責めてもミスは繰り返される?
今思い出すべきチームプレー精神
小さなパニック症候群が蔓延する中で…

レポートの趣旨とポイント

 今月のマネジメント・レポートは、《成長に一歩踏み出す経営シリーズ》の第10号として、対外信用にも内部団結にも好ましくない“ミス”を取り上げました。

 信用や団結力を失うと、当然成長基盤も弱くなります。

 ただ、完全な人はいませんから、
 その意味でミスは決してなくならないとも言えます。
 しかしそれは、もしかしたら“個人のミスはその個人が回避する”という視点に留まり、“組織のチームプレーの中でミスをなくす”という発想を忘れてしまっているからかも知れません。

 そこで今月は銀行の事例から“業務の連携”を考えることとしました。

 本レポートが、御社の経営をお考えの際の一助になれば、幸いです。

チームプレー精神にスポット

 今月のHMレポートは、「当人を責めてもミスは繰り返される? 今思い出すべきチームプレー精神」 として、作成しました。

 先月は取り上げなかった都銀の例を表に出しました。

 ミスをテーマにするなら、ミスをしなさそうな主体に登場してもらう方が臨場感を持つからです。
 今回の話も“多少の編集”を加えた実話です。

 ただ、支店長は架空の人物で、その原型は、知人が信金の業務改善や地方銀行の営業促進のコンサルティングに入っていた頃に出会った“熱い”人たちだそうです。
 もう15年以上も前の出会いなので、懐しさが込み上げてきたと言っていました。

今月のメッセージ

 小さなミスでチャンスや信用を失うことは、本当に多いものです。

 そして注意しても注意しても、“小さなミス”は意外な形で起きてしまいます。

 それは“ミスはミスをする人の注意だけで防げる”と考えてしまうからかも知れません。

 ミスを繰り返す人には確かに問題ありますが、周囲の人のちょっとした注意や工夫が防止効果を発揮することもあります。


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