潮来市の観光スポットを巡って歴史や豊かな自然を学べます

 江戸時代に利根川水運の港町として栄え、霞ヶ浦や北浦、常陸利根川などに面した水郷やあやめの花で有名な潮来市で歴史や豊かな自然を体験することができます。

歴史ある潮来の建造物は長勝寺が有名です

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 源頼朝が文治元年(1185年)、鹿島に隣接するこの地に武運長久を祈願して創建したと伝えられています。臨済宗妙心寺派に属し海雲山と号する古刹です。国・県・市指定の文化財を数多く所有し、潮来市の史跡めぐりには欠かせません。

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 こちらの山門は、県指定有形文化財に指定されており、元禄6年から13年(1693~1700年)までかかって建立され、徳川光圀の命令により長勝寺に移築されました。全体的に重厚な作りになっており、紅柄塗りが施され、優美な趣きも伺えます。

 また、中でも国の重要文化財に指定されている銅鐘には「客船夜泊常陸蘇城」(かくせんやはくひたちのそじょう)と記された銘文があり、当時の潮来の情景を知る上でも貴重な資料となっています。中国の蘇州のように潮来が水郷と呼ばれる所以であると感じました。

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ゆったりと自然を感じながら、を稲荷山公園で水郷潮来の風景を楽しめます

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 稲荷という名前からやはり狐が祀られています。この地の農業を守っている神様がいるのでしょうね。赤いのぼりがなんだか懐かしい感じが見られます。

 野口雨情が作詞、中山晋平が作曲した「船頭小唄」の石碑です。
潮来ならではの唄ですね。

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 茨城百景に選定されている水郷潮来です。

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展望台から見た風景です。
 目下には常陸利根川が見えます。潮来市街地と水郷が一望できるロケーションだそうです。
この日はあいにくの曇り空だったため、ベストロケーションではありませんでしたが、晴れた日はさぞかし素晴らしい風景が広がることでしょう。

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水郷県民の森で鹿行の平地林を学ぶことができます

 水郷県民の森では、総面積51.5haの大きな敷地に鹿行地域に残された貴重な森林(平地林)であり、大膳池を中心とした豊かな自然を有することから楽しみながら緑に接し緑の大切さを学ぶことのできる野外活動の拠点で、観察園路やつり橋、ビジターセンター、活動体験施設などがあります。

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 こちらはお客様を迎えるビジターセンターです。敷地内にはパネルや映像で自然や森林の大切さを伝える展示室や研修室などがあります。

 ビジターセンターから歩いてすぐのところに長さ85メートルの吊橋があります。木製ですが、支えのワイヤーがしっかりしているのでそんなには怖い感じはしませんでした。

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 自然でいっぱいの中、道は舗装されていますし、クッション性の道になっているので、小さい子でも安全だと感じましたし、新緑の季節には清々しい風を肌に感じながらウォーキングを楽しめそうです。

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 敷地内の中ほどに野外活動広場があります。広大な芝生とステージがあり、ここで音楽祭などのイベントが開かれます。芝生に座ったり寝転んだりできるゆったりした時間を過ごせる憩いの場です。

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 他にも、活動体験ができる施設があり、植物観察会、昆虫観察会、森の勉強会など自然に触れながら自然を学ぶことができます。

 また、各ゾーンには、「なめがた平地林ゾーン」、「どんぐりの谷ゾーン」、「ヤマザクラゾーン」など四季折々の自然を見つけることができます。

以下に水郷県民の森の資料をリンクで張り付けておきますので、ご覧いただければ幸いです。

番外編:北浦では白鳥の飛来シーズン到来です

 北浦の湖畔では白鳥が羽を休めていました。

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 ご覧の通り、白鳥よりもカルガモが圧倒的に多かったです。聞くところによると日中はエサを探しに行っていて、朝と夕にはたくさんの白鳥を見ることができるそうです。

 カルガモと白鳥の動画を撮りましたので、宜しければご覧になってください。