やさと移住計画『地域で暮らしたい人を応援する移住応援ツアー 』

 最近、地方への移住を考える若者が増えています。

 自然豊かな場所で、つながりを大切に暮らしたい。自分の力を必要としてくれる地域で、誰かの役に立っているということを実感しながら働きたい。そんな前向きな気持ちで、移住を考える人々。

 1月30日に石岡市内で開催された「やさと移住計画」は、地域で暮らしたい人の想いをカタチにする移住応援ツアーです。移住を考える20人の参加者と共に、市内にある、住(空き家)・職(就業先)・居(地域のコミュニティ)を見て、聞いて、話して、より具体的に移住を考える場をもちました。

 市内に増えつつある、空き家物件。借りるにはどうしたらいい?大家さんとの交渉は?

 実際に空き家を借りて移り住んだご夫婦のお宅にお邪魔して、お話も伺いました。
 立派な家に庭付きの物件に、参加者のみなさんは興奮気味。

朝日里山学校での空家物件レクチャー

 チェックインした朝日里山学校で空き家物件についてのレクチャーがありました。

皆さん移住するに当たって興味津々に質問をしていました。

 学校は?地域のお付き合いはどんな感じ?みんな気になっていることを質問されていました。

 次に向かったのが、職(就業先)訪問です。地域のつながりを大切にしている、つくばね森林組合や、石岡駅前の中村写真館さん、マックジェイさんなどを訪れました。実際に、移住を考えたときに、その地域にどんな仕事があって、どんな思いをもって働いている人がいるのかを知ることができたら、きっと地域が身近になるはずだと思います。

 どんなことを大切に働いているの、これからこの地域をどういう風にしていきたい?そこに込められている思いを聞かせてもらいました。

お祭りのはっぴや江戸小紋の手ぬぐいで作った小物雑貨であふれています。

 お祭りのはっぴや江戸小紋の手ぬぐいで作った小物雑貨をあつかうマックジェイさん。

 「一緒に石岡を盛り上げていきたいね、あなたの思いを応援するよ」と話してくださいました。

 最後は、阿弥陀院さんというお寺で移住ワークショップと交流会を行いました。

 どうして移住したいの?移住するのに不安なことは?移住した先に描く暮らしは?というテーマで、ツアー参加者たちが、移住にまつわる「もやもや」の不安をアウトプットしました。それに、地元の人や実際に住んでいらっしゃる移住者からアドバイスがありました。

 ワークショップの後は、地元の食材をふんだんに使った手料理の交流会です。石岡の食材の豊かさを感じることができる、テーブルいっぱいに並んだ料理の数々。石岡って本当に美味しい食材にあふれているのですね。

石岡で採れた食材を使った手料理

皆集まっての集合写真です。石岡で暮らしたいと思う若者が増えていってほしいと思います。

 地方に移住を考える人と、地域で暮らす人が一緒になってこれから、どんな風に暮らしていきたい?そんなことを投げかけた今回の移住ツアーでした。これをきっかけに、これから石岡で暮らしていきたいと思う、若者がどんどん増えていったらいいな。