野田ニラ(小美玉市)の飯田さん
今回は茨城県小美玉市野田のニラ農家さんの飯田清志さんにお話を聞きしました。

小美玉市野田のニラは有名で伺う際に車から畑に目を移すとたくさんの農家さんがニラを作られていました。
まず、ニラと言ったら頭に浮かぶのがニラを使った料理ですよね。
レバニラ炒め・ニラチヂミ・ニラのたまごスープなどなどニラ料理を挙げたらキリがないですよね。

ニラにはどんな栄養素があるか野田出荷組合連合会さんのホームページの引用ですが、次のように載っていました。
ニラには、ビタミンB1、B2、ビタミンC、ビタミンE、Kなどのヒダミン類とミネラル類としてはカルシウム、カリウム、鉄、マグネシウム、リンなどが含まれています。栄養豊富なニラは疲労回復や健康増進に効果があるとされている植物です。また、臭いの元である硫化アリルには血液の循環を促し、新陳代謝を活発にする働きもあります。 |
あまり知られていませんが色々な栄養素が入っているんですね。
ニラの栄養素がよくわかったところでどのように栽培されているのか飯田清さんに教えていただきました。
~収穫時期~
野田でニラを生産している方の多くはハウス栽培で一年中収穫している農家さんが多いそうですが、飯田さんは9月から4月までハウス栽培で5月から8月までは露地栽培といってハウスがかかってない状態(自然な状態)で栽培しているそうです。
取材時(5月22日)は右の画像のようにビニールが取られていました。
ビニールは一年通して使うと曇ってしまい太陽の光が届かなくなってしまうので毎年新しく買い替えるそうです。
ビニールの費用が毎年かかってしまうんですね…
~ニラ農家さんならではの苦労~
ニラは葉物なので農薬がかなり限られているので除草は農機具でやるそうなんですがどうしても人の手でやらなければならないところが出てきてしまうそうです。
暖かくなると雑草の伸びるスピードが速いので30度を超える猛暑の日も手作業で除草しなければなりません。
想像するだけでも大変なのがわかりますよね。
また、ニラの収穫は機械で出来ないそうです。
その理由はどうしても黄色い葉の部分が出てしまうのでそこの部分は人の目でしっかりチェックして選別しながら収穫出来ないからだそうです。
消費者の方にみずみずしく見た目も青々とし艶があるものをお届けしたいとの思いで細心の注意を払っています。
さらに、飯田さんは中国から農業を学びに来た女性の方2名を研修生として雇われています。女性は手先が器用なので、刈り取りから袋詰めまで手伝ってもらっています。
素直でとても真剣に作業してくれるそうです。
暖かくなるとニラの成長も速くなってしまい、どうしても収穫が間に合わなくなってしまうので、ピークになる前に収穫の準備をしなければならないと話してくれました。
~収穫された後~
収穫されたニラはまず100グラムごとにテープで縛って包丁で切ります。
それを10束にして秤で1キロを測ってから袋詰めになるそうです。
すべて手作業な上に再度黄色い葉が混じっていないか人の目で確認するので大変な作業ですよね。
私たちがスーパーでいつも買っているニラは栽培から除草・収穫・袋詰めまですべて農家さんがひとうひとつ厳しくチェックしていることがわかりました。
編集後記
今回飯田さんを紹介していただいた藤田農園の藤田隆史さんいわく飯田さんが栽培したニラは葉の緑色が濃く、艶があってみずみずしいのでさまざまな料理に使ってもニラ本来の味がかき消されないとのこと。
そう言われるとなんだか食べたくなりますね~
今夜の晩ご飯はレバニラ炒めに決定です(笑)
今回急な取材にも快くお話してくださった飯田清志さん
紹介してくださった藤田隆史さん
どうもありがとうございました。
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コメント一覧
私たちが扱ってます沖縄の100%有機の化石サンゴの74種類のミネラル土壌改善剤を使ったニラ栽培が九州で大ヒットしてます。通常のものより太く大きく、匂いも少なく、大手ラーメンチエーンや会社販売の契約が確定してます。
ぜひ飯田さんや関係者の方でご興味があれば、まずは現場写真や資料等の情報を提供しますので、Eメール送付願います。このミネラル剤は今後関東・東北向けに拡販する予定です。
伊東英男